都美人酒造の酒蔵見学
- 2016年8月30日
- 【カテゴリー】 晴海ヶ丘
晴海ヶ丘から11.5km、西淡三原インターチェンジから東へ4kmほどの位置にある、都美人酒造さんのご紹介です。昭和20年、淡路島南部にあった10軒の酒蔵が合併したのが、現在の都美人酒造さんの始まりです。酒銘の「都美人」はその10軒の銘柄の中から1番響きの良かった「都美人」を採用したそうです。
社屋の建物は往時のものを移築したそうです。古き良き昭和の時代にタイムスリップしたかのようです。
注目は、全国的にも数軒だけの珍しい「槽掛け天秤搾り」。1トンの石のおもりを天秤棒にを吊るし、時間をかけて搾ります。醪(もろみ)を酒袋に詰め槽の中に敷き詰め、天秤棒をゆっくりと下ろします。天秤棒に吊るした石の重みで、天秤棒が酒袋に圧を掛けると、槽の垂れ口からフレッシュな大吟醸が滴り落ちます。丸2日間、48時間かけて絞ります。
淡麗主流の時代にも時の流れにおもむかず、酒造りの本流である手間ひまかけた山廃仕込をかたくなに守り続けています。独特の奥深い味わいとキレは、特に燗上がりのする山廃ならではの旨味が湧出します。
工場敷地内の古い建物やクラシックな消防車が、ノスタルジックな雰囲気を漂わせています。
無限庵という休憩所では、試飲もできます。酒蔵見学は無料、平日の9時~12時・13時~16時まで。試飲もでき、商品の購入もできます。12月中旬~3月上旬は新酒をしぼっていて、その作業風景が間近に見学でき、また絞り立ての生酒の試飲も楽しめます。
都美人酒造株式会社
兵庫県南あわじ市榎列西川247
TEL.0799-42-0360
※酒蔵見学は予約が必要です。