海を望む屋上のある家・外壁工事
「晴海ヶ丘」Y様邸の現場です。外壁の構造用合板の上から透湿防水シート(デュポン社のタイベック)が張られています。
透湿防水シートの上に通気用の胴縁を縦張りします。この胴縁の厚み(18mm)が通気層となります。
胴縁の上から木摺り(きずり)を横張りにしていきます。木摺りは、塗り壁の下地に用いられる薄い小幅板のことで、ラス下地と呼んだりもします。厚さ12mm、幅100mmの杉板を1cm弱の間隔をあけて、胴縁に止めていきます。
木摺りは横張り(水平)にするのが一般的ですが、垂直や斜めにする場合もあります。斜めに打つことを「嵐打ち」と言います。カッコいい名前ですね。昔の木造建築では、耐震用の金物や構造用合板などがなかったので、木摺りを斜めに打って壁の強度を上げ、耐力壁としての機能を持たせていたようです。
木摺りの施工が終わったら、メタルラス(モルタルの接着を良くするための金網)を施工します。