I様邸の建て方が始まりました。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
「晴海ヶ丘」で建築中のI様邸の工事の模様をお届けします。高基礎の型枠が解体され、いよいよ建て方がスタートします。アンカーボルトのほかに、黒い金物が見えていますが、これはSE構法専用の柱脚金物です。
SE構法では、主要な柱の直下に柱脚金物を配し、柱と基礎とを固定します。柱脚金物は基礎に直接取り付けられるので、柱が土台へめりこむことなく、荷重を直接基礎へ伝達します。また、地震などによる柱の引き抜き現象に対しても、圧倒的な強度を持っています。
下の写真は、給水・給湯用の被覆ポリブデン管の施工風景です。
軸組の風景です。通常の在来構法では、ふたつの材を接合するためには、一方の材に突起(ホゾ)を作り、もう一方の材には、突起が収まるホゾ穴が加工されるため、この部分だけ木材の断面が小さくなります。SE構法ではSE金物によって断面欠損の少ない構造で柱と梁とを接合しています。
柱と梁で建築を支える構造を「ラーメン構造」といいますが、SE構法は接合部を強化した堅牢なラーメン構造で骨組み全体で建築を支えます。