M様邸、屋根工事
「晴海ヶ丘」のM様邸の現場です。屋根の野地板(のじいた)が張られ、建物の輪郭が現れてきました。2階の床の高さは、設計段階で施主様の希望を取り入れ、西側に海を望むピクチャーウインドウの位置を現地にて再確認しました。
野地板の上にゴムアスファルトルーフィングを張ります。その上に見える部材は瓦桟(かわらざん)です。 瓦桟木とも言いますが、これは瓦がずり落ちないよう留めるための部材です。写真の桟木は仮止めです。
この後、桟木(さんぎ)を外してタイベック遮熱シートを張り、改めて瓦止めの桟木を打ちました。M様邸の2階LDは吹抜けで天井がない(小屋裏がない)ため、室内の温度が瓦の熱で高くならないように、今回は遮熱シートを張っています。この遮熱シートにより、データ上では屋根裏で通常より5℃位下がるようです。
瓦は地元産の近セラ・スーパーセラウエーブという製品です。防水及び防災の機能に優れ、南ヨーロッパのプロヴァンスをイメージした瓦です。洋瓦の場合はステンビスで屋根に固定します。現地の気象条件、また耐震・耐風性等を考慮して、当社では全てをステンビスで固定しています。
屋根裏から見た煙突部分です。M様邸では薪ストーブを設置します。煙突はステンレスの断熱二重煙突。室内化粧プレートで保護及び固定し、外部は専用の水切りを施します。