3Dプリンターで原寸大の住宅を造る!!
- 2013年5月28日
- 【カテゴリー】 日々の事
5/20付けの朝日新聞夕刊に掲載されていた記事ですが、アムステルダムで大型の3Dプリンターを使って、住宅の各部品を原寸大でプリント(積層出力)し、組み立てて実際の建物を建てる計画が進んでいるそうです。※写真は2013年5月20日(月)朝日新聞夕刊
3Dプリンターとは、コンピュータ上で作った3次元の立体データを元に、立体物を制作する工作機械です。普通はプリンターといえばインクを紙などに印刷するものですが、3Dプリンターはインクの代わりにノズルから樹脂を出します。熱で融かした樹脂を少しずつ積み重ねていって立体物を作ります。他にも液状の樹脂に紫外線などを当てて少しずつ硬化させるタイプや、粉末の樹脂に接着剤を吹きつけていくタイプ…などがあります。
製造業を中心に建築・医療・教育・先端研究など幅広い分野で普及しており、建築分野では主にコンペやプレゼン用の建築模型などに使用されています。また3D出力サービスを専門にしている会社も多数あります。ただそれらは、あくまでも模型用や製品化前のプロトタイプ用です。
3Dプリンターがもっと安くなれば、個人や家庭でも使われるようになり、ホビーやDIYに当たりまえのように使われるようになるでしょう。そしてもっと大型化や新素材の開発が進めば、本物の住宅を3Dプリンターで創る建築会社が出てくるかもしれません。ただ量産向きではないので、フリープランの注文住宅向きですね。
「3Dプリンター工法で建てるロータスカンパニーの注文住宅」…こんなタイトルで広告を出す日がくるかもしれません(笑)。技術は加速度的に進化しています。乗り遅れないように、私たちも日々勉強あるのみです。頑張ります。