床暖房の下に優れた脇役アリ!!

現在建築中の建物です。
写真は、冬の暖房対策として良くご要望いただく、PTC方式の電気式床暖房のシートを
床に並べて電気配線している状態です。この後、このシートの上にフローリングを敷きます。

近年、暖房の方法も石油ストーブから石油ファンヒーターやガスファンヒーターに代わり、
またエアコンへと移行される方も多くなっています。
しかし、エアコンは頭上から生暖かい風がふりそそぎ、部屋の上空で対流
するため、結構足元はあまり暖かくならず、それを補うのに床暖房が注目されています。

ご存じない方も多いのではないかと思い写したのがこれ。

床暖房のシートの下に敷くソフトロンと呼ばれる断熱材(ポリエチレンフォーム)です。
この断熱材は100%に近い独立気泡をもち、この独立気泡の空気層で下に逃げる熱を
効果的に断熱し、無駄な消費を減らす役割があるそうです。

施工業者によっては、この断熱材は費用が少々高くなるため、省いているところもあるそう
ですが、少しの費用で高い効果や効率アップにつながりますので床暖房を敷くなら
これはおすすめです!ランニングコストを考えるとすぐにもとが取れる計算になります。

目立つ場所にある床暖房のシートばかりに目がいきますが、地味な脇役として主役を
引き立てる隠れた断熱材の活躍もぜひご注目ください。