T様邸、上棟!!
「晴海ヶ丘」で建築中のT様邸が上棟しました。2階からの見晴らしが最高です。
上棟の際に行なわれる上棟式ですが、日本以外にも韓国や台湾、香港、マカオでも上棟に関する儀式があるそうです。さらにイギリスやアメリカでも「トッピング・アウト」と言って、最後の梁を屋根に固定し、その上に常緑樹の葉や枝で作った飾りや旗などを取り付けた後、関係者で飲食をしたりします。
「トッピング・アウト」の起源は、古代ヨーロッパ北部・スカンジナビア半島で木造建築の際、木の霊を鎮めるための宗教儀式だそうです。日本の上棟式も神道(自然を畏れ敬い、自然に八百万の神を見いだす)の祭祀ですから、なんとなく共通点がありますね。それがスカンジナビア半島からノルマン人の進出によってヨーロッパ各地へ伝わりました。
ドイツでは上棟式の事を「リヒトフェスト」と呼びます。イギリス、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、ポーランド、チェコなどヨーロッパ北部では盛んな行事で、アメリカへは移民によって上棟式の風習が持ち込まれたようです。自然に対する畏敬の念や感謝の気持ち、そして建物の無事を祈る気持ちは万国共通ですね。
この後は、いよいよ屋根工事がスタートします。