Mz様邸、外壁下地工事

「晴海ヶ丘」にて建築中のMz様邸の外壁下地工事です。外壁が塗壁のため、構造用合板の上に透湿防水シート、その上に通気用の縦胴ぶち、その上に木摺り(ラス板とも言います)を横貼りにしています。この上にさらに防水シートとラス網(金網)を貼り、モルタル、そしてリシン吹付けで仕上げます。

ラスとは本来、英語で木摺り、木舞(小舞とも書きます)を意味しますが、日本で単にラスと言えば、塗壁の下地用に使われる金網のことをさすのが一般的です。ちなみに木舞(小舞)とは、塗壁の下地用に細く割った竹を3~4cmの格子状にシュロ縄で編んだもの。田舎の方へ行くと、たまに廃屋となってくずれた民家の土壁の中に木舞を見ることがあります。

下の写真は土台水切りの施工風景です。水切りと外壁材の間に胴ぶちの厚さ分(18mm)の通気層を設け、空気を下から入れ軒裏の換気口から逃がします。
1階部分はすで一部、ラス網が施工されています。さて外壁のカラーは何色になると思いますか?…答えは、また次の機会に。