田舎暮しを楽しむ人々、その2
- 2013年2月7日
- 【カテゴリー】 のぞみ坂
ロータスカンパニーが分譲中の「イングランドヒルズのぞみ坂」(京都府南丹市日吉町)の近隣では、IターンやUターンで田舎暮しを楽しみながら、それぞれの趣味や特技を活かして地域との交流を広げていらっしゃる方が大勢います。
今回、ご紹介するのは、築160年の古民家をリフォームして、素敵なギャラリーとカフェにした「道の途中」というお店で「のぞみ坂」からお車で20分余り(19km)です。 まず入口の武家屋敷のような大きな長屋門に圧倒されます。オーナーの田中さんは大手不動産会社を脱サラし、設計事務所とギャラリー経営という2足のわらじで起業されました。お店の看板の筆文字は書道の先生でもある奥様の作品だそうです。
オーナーが建築士だけあって内部はこだわりの空間に仕上がっています。ギャラリーの作品だけでなく、黒光する大黒柱や大きな梁など建物も必見の価値あり。建物自体は築160年ですが、梁や柱などは、もっと古い時代のものを再利用して建てられたようです。昔は家の普請の際に、梁や柱の再利用はよく行なわれていたようで、それだけ貴重な材料だったのでしょう。100年単位で使い回しが利く、“木”の耐久性、その能力の凄さをあらためて認識しました。今で言うエコやリサイクル、物を大切にするという考え方に、先人の知恵や建築に対する思想が感じとれます。私たちも建築に携わる者として見習わなければなりません。
「道の途中」ではギャラリーやカフェだけでなく、裏千家茶道、着物着付け教室、洋裁などのおけいこ&ハンドメイド教室も開催されてするようです。ぜひ「のぞみ坂」にご来場の折に、立ち寄ってみてください。
●ギャラリー&カフェ「道の途中」http://www.michinotocyu.com/
●「のぞみ坂」 http://nozomi-zaka.com/