住宅ローン控除と消費税
- 2012年11月22日
- 【カテゴリー】 日々の事
今回は現実的なお金の話題です。これまで住宅ローン減税は何度も延長されてきたのは皆様もご存知かと思います。最も直近では2009年度の税制改正で5年間、延長されました。ところがその住宅ローン減税も、いよいよ来年の2013年末で終わる予定です。
この住宅ローン減税は、主たる住居(住民票の住所)として利用することが要件ですので、別荘の方は関係ありませんが、田舎暮しで永住を考えている方にとっては大いに関係があります。なお下記の最大控除額は一般住宅の場合で、低炭素住宅や長期優良住宅の認定を受けた住宅については最大控除額が下記よりさらに多くなります。
年(西暦) 控除期間 最大控除額 借入金年末残高 各年の控除率
2009年 10年 500万円 5000万円 年末残高×1.0%
2010年 10年 500万円 5000万円 年末残高×1.0%
2011年 10年 400万円 4000万円 年末残高×1.0%
2012年 10年 300万円 3000万円 年末残高×1.0%
2013年 10年 200万円 2000万円 年末残高×1.0%
それに加えて2014年の4月から消費税率引き上げ(5%→8%)が予想されています。住宅建築を検討されている方の多くは、消費税が5%で、なおかつ住宅ローン減税がある2013年末までの入居を考えているのではないでしょうか。
今年8月に公布された改正消費税法の附則では、2013年10月1日より前に、つまり2013年9月30までに建築請負契約をした場合は、入居が2014年4月1日以降になっても経過措置として5%の税率が適用されるようです。 5%から8%へ…たかが3% ですが、この差は大きいですよね。2,000万円の建物なら60万円、3,000万円の建物なら90万円…。
いずれにしろ住宅建築を検討している方にとっては2013年9月末までの請負契約、そして2013年末までの入居というのが、1つの目安になりそうです。今から計画したとして、ログハウスならご契約から7~8ヶ月、在来工法ならご契約から半年ほどかかりますので、ご検討の方はお早めに。